うげげぼぼわー

2008年10月17日 読書
久々の更新ですね。ふひひ。
今は色々と忙しくて、
「ツクール? なにそれ」
「MTG? それって食べれる?」
な状態が続いてますが、来年にはきちんと活動を再開したいと思います。
出来るだろか。出来たらええなあ。
 
それはそうとして、このあいだ画像の本を買いました。
中古なのに5000円もしたんですが、なかなか面白そうなので、
早く続きを読みたいです。
まあ、おかげで財布が随分と軽くなりましたけど。
 
じゃあの。

ドグラ・マグラ (上) (角川文庫)
ISBN:4041366038 文庫 夢野 久作 角川書店 1976/10 ¥525
 
 
 
 
 
 
 敢えてジャンル分けするならば、『ドグラ・マグラ』は探偵小説と言うことになるのだろう。だが、ことこの作品において、斯くの如き分類は意味を成すまい。
 ジャンル、「ドグラ・マグラ」。これこそが正鵠を得た表現だ。『ドグラ・マグラ』は『ドグラ・マグラ』であり、それ以外の何物でも在り得ないのである。
 
「独房に投げ込まれた記憶喪失の精神病患者と、過去に起こったとある事件との関わりを描いた物語」というのがこの作品のシノプシスであるが、それだけでは、『ドグラ・マグラ』という作品を表すには全く不十分であろう。
 脳髄論、キチガイ地獄、胎児の夢。文面に踊る奇異な単語は作品に狂気と混沌の彩りを添え、その文章の一つ一つは読者を思考の深淵に誘い込む。そしてそのまま、我々を一種のキチガイ状態にしてしまうのである。これが、『ドグラ・マグラ』だ。
 
 鬼才、夢野 久作が文字通り生命を掛けて遺したこの作品、未読の諸氏は是非一度、既読の諸氏は今一度、手に取り読まれることをお薦めする。
 必ずや、諸氏の精神は異常をきたすであろう。
 
 
 
 
追記:
誰かガルガドン貸してくだしあ。
 

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